高等教育の質保証／一般
小学校の初任者教師のICT活用に関する省察の実態把握の試み
2021 年 2021 巻 4 号 p. 223-228
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2021 年 2021 巻 4 号 p. 223-228
小学校の初任者教師が記したフィールドノーツの分析から，小学校の初任者教師のICT活用に関する省察の実態把握を試みた．その結果，ICT活用に関する20カテゴリが生成された．本研究の対象者7名は，遠藤・堀田（2021）と同様に，「個人での省察」において，【A-1 ICT活用による授業の力量不足の補填】や【A-4 児童のICT活用による授業の効果・効率の向上】などを省察していた．また，「協同的な省察」や「日常に埋め込まれた学習」において，【ICT活用に対する受容的な職場の雰囲気】，【B-3 ICT活用に対して不安感のある職場の雰囲気】などを省察していた．また，「個人での省察」において【A-2 ICT環境に対する不満】，【A-4 児童のICT活用の指導に対する不安】の2カテゴリが新たに生成された．
