2022 年 2022 巻 4 号 p. 82-89
1人1台端末を活用した高次な資質・能力の育成のための授業づくりに関する検討を行った.その結果として,1)複線型の授業展開とし,その実現のために子供自身が「問」に正対した「学習過程」の充実を行うこと,2)端末の活用では,クラウド環境を活かしたコミュケーションツールによる「白紙共有」「他者参照」「途中参照」といった学習状況の参照ができること,3)子供自身が,「問」,学習過程,学習形態,協働の相手やタイミング,端末活用のタイミング等を自己決定していく,等が重要であると示した.