日本教育工学会研究報告集
Online ISSN : 2436-3286
英語ディスカッションにおけるEFL学習者の発話を促すグルーピング手法の設計
井坪 葉奈子仲谷 佳恵山内 祐平
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2022 年 2022 巻 4 号 p. 304-311

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抄録

本研究の目的は,外国語としての英語(EFL)学習者である日本人学生が,Willingness to Communicateを高め,より積極的に留学生との英語ディスカッションに参加できるグルーピング手法を明らかにすることである.Transactive Memory Systemの概念を援用し,お互いの話題に関心を示した日本人学生と留学生がペアになるマッチングシステムを設計したところ,予備実験における介入群の日本人学生の質問数やターンテイク数の平均値が高い傾向が見られた.予備実験の結果をもとに,課題と今後の改善点について述べる.

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© 2022 日本教育工学会
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