2025 年 2025 巻 4 号 p. 233-240
地域産業の持続的成長には人材育成が不可欠だが,リソースが限られる中小企業が独自に教育機会を設けるのは困難である.この課題に対し,地域の産業振興機関が主導し,大学などの高等教育機関の教育プログラムを導入・運用する戦略が有効である.本稿では,地域の産業振興機関が名古屋大学の社会人技術者向け教育プログラムを導入・運用したプロセスを,機関職員のインタビューに基づき,考察する.本研究の知見は,他地域での類似施策を計画・実行する上で,実践的かつ具体的な指針となることが期待される.