2026 年 2026 巻 3 号 p. 121-128
本研究の目的は熟練教師が学級経営上の願いをもとに児童と学級の状況を捉えて学級経営を行うプロセスを明らかにすることである.1名の熟練教師への半構造化インタビューによって得られたデータをテキスト化してSCAT分析を行った.分析の結果,学級経営上の願いをもとに,その姿がどの程度実現しているのかを児童の具体像として捉え,一人一人との関係性構築と並行し,望ましい行動を取り上げて褒めて学級全体に共有し続け,個々の行動を学級全体の価値へと広げるプロセスが確認された.