2007 年 71 巻 2 号 p. 112-121
日本最大のサンゴ礁「石西礁湖」の2定点の3m層水温と石垣島の気温を用い,2001年,2003年に礁湖全域でサンゴの白化が起きたときの状況を解析した.両年は,日平均水温と日平均気温が30℃以上の日が多かった.そこで気温30.0℃を白化差引気温とし,30℃を超えた値の合計を白化気温指数と定義し,過去30年の気温を解析した.その結果,気温30℃以上が30日以上で白化気温指数が10以上の年は,石西礁湖で広域の白化が起きる目安になると判断された.この手法は近隣の島々での白化予測にも利用できる可能性がある.