カタクチイワシ資源等の卵稚仔量の迅速な評価は,ある地域のシラス漁業の漁況予測のために必要な情報の一つである.迅速な評価のために卵稚仔サンプルの測定時間を短縮し,かつ平均密度の推定値の偏りを小さくする方法として最確数法と直接計数を結合させた逐次結合法を開発した.この方法は密度が低いときは最確数法だが,測定が進むにつれ,高密度が明らかになったなら,偏りのない直接計数を採用し推定する方法である.この方法を駿河湾のカタクチイワシの調査データを使いシミュレーションで評価した.その結果,平均値の推定値は真値とよく一致し,推定時間も短くなることがわかった.この方法の利活用について議論した.