北海道大学大学院水産科学研究科生命資源科学専攻
2006 年 41 巻 1 号 p. 1-6
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VBNCに移行したTenacibaculum sp. は鉄やカタラーゼの存在下で蘇生可能期間が著しく長くなることが明らかになった。ウニ種苗生産施設の近傍環境の鉄濃度は, 夏季に蘇生に必要な鉄濃度を超える時があり, 本菌が天然環境で蘇生する可能性が十分考えられた。さらに, 鉄存在下においてVBNC状態の菌をウニに暴露したところ, 本病が発生したことから, 種苗生産施設内における本病の発生に蘇生した本菌が関与していることが示唆された。
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