魚病研究
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養殖ハマチの連鎖球菌症に対するニフルスチレン酸 ナトリウムの化学療法的研究―II
人為的感染魚に対する投薬効果
柏木 哲杉本 昇大田 外之楠田 理一
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1977 年 12 巻 3 号 p. 157-162

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抄録

 養殖ハマチをもちいて人為的に連鎖球菌症感染魚をつくりNFS-Naの治療効果を検討し,以下の結果を得た。1)NFS-Naは50mg/kg/day以上の濃度で,3日間以上連続投与することによって治療効果が認められた。2)対照薬のAB-PCは50mg/kg/dayで5日間連続投与を行っても治療効果が認められなかった。CPは50mg/kg/dayおよび25mg/kg/dayの5日間連続投与で多少の治療効果が認められた。

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© 日本魚病学会
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