三重大学水産学部
滋賀県醒ケ井養鱒場
1978 年 12 巻 4 号 p. 243-246
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1.1974年滋賀県醒ヶ井養鱒試験場で採取されたニジマスの頭部にみられた黒色腫を病理組織学的に検討した。2.その結果,本腫瘍は真皮疎結合織を中心に形成され,実質としてのメラニン細胞と細い膠原線維を基質とした線維細胞およびその芽細胞から成っていた。メラニン細胞は異形像・分化程度の差異が著しいのが特徴であった。なお,他臓器への転移は認められなかった。