1983 年 17 巻 4 号 p. 259-262
特異抗感作staphylococicを用いたcoagglutination testによるA.salmonicicda抗原の検出,特にセッソウ病診断への応用について検討を行い,次の如き結果を得た。Coagglutination testに用いた抗血清感作staphylococciは明瞭な反応特異性を示し,病魚の患部あるいは腎臓の加熱抽出液を検査用抗原として用いることにより,養魚の現場においてセッソウ病の迅速かつ平易な診断が可能となり,BKDの診断同様十分実用に供しうる方法であることが明らかとなった。