北海道大学水産学部
北海道大学水産学部 日本水産資源保護協会魚病研修センター
養殖研究所病理部
1984 年 19 巻 2 号 p. 75-80
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1979年11月に岩手県大槌湾において, 生簀船輸送により導入した淡水飼育ギンマス種苗に海面生簀船移行直後, 口頭部, 体側, 鰭基部の出血斑を主徴とした疾病が発生し, 海水飼育開始後10日間で約80%の斃死をみた。 この病因の究明を試みたところ, 淡水飼育時に感染したAeromonas salmonicidaが運搬中に伝播し, 海水移行後に急激に増悪したせっそう病であることを明らかにした。
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