魚病研究
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Edwardsiella tardaリポ多糖に対するウナギの免疫応答
Fulvio SALATI川合 研児楠田 理一
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1984 年 19 巻 3 号 p. 187-192

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抄録

 Edwardsiella tardaに対するウナギの免疫応答を明らかにするために, E. tardaの菌体から抽出したリポ多糖(LPS), 精製LPS, 多糖およびリピドAの4種類の抗原をウナギの筋肉内に接種し, 血中凝集抗体価と生菌攻撃後の生存率を調べた。凝集抗体価は粗LPS, 精製LPS, 多糖およびリピドAの免疫群で, それぞれ1:5,043, 2,048, 1,098および275となり, 生存率は多糖免疫群が100%, そのほかの群は0%であった。これらのことから, LPS中の多糖の抗原性は低いが, 感染防御には多糖は重要な役割を果たしているものと思われる。

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