魚病研究
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ヒラメの白点病の病理組織像
界外 昇宮崎 照雄
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1985 年 20 巻 1 号 p. 61-64

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抄録

 1983年10月,三重県下のヒラメ養殖場で発生した白点病の病理組織学的検索結果は以下のとおりであった。1. 白点病が発生したヒラメ養殖場では2年魚約1000尾がほぼ全滅した。2. 病魚の鰓には多数の針頭大白点状病巣がみられ,白点虫の寄生が認められた。病理組織所見では,白点虫は鰓上皮細胞と基底膜の間に寄生し,寄生部の鰓上皮細胞および粘液細胞には著しい増生が起こり,皮下結合織には炎症性細胞浸潤が認められた。

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© 日本魚病学会
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