魚病研究
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ウナギ好中球のグリコーゲン含量の変化
長村 吉晃若林 久嗣
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1985 年 20 巻 2-3 号 p. 389-394

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抄録
 細菌, 2%カゼインおよび対照として生理食塩水を接種したウナギ好中球のグリコーゲン含量を測定するとともに, それら細胞の遊走能と食菌能について調べた。 好中球のグリコーゲン含量は, 細菌を接種したウナギ好中球において最も多く, 107細胞あたり74.6~105.9μgであり, 次いで2%カゼイン接種魚, 対照魚の順であった。一方, 好中球の遊走能は2%カゼイン接種魚で高く, また食菌能は細菌を接種したウナギの好中球で最も活発に認められた。
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© 日本魚病学会
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