台湾Ta-China河上流域産ヤマメから新しいレオ様ウイルスが分離され, LSVと呼称された。LSVはプラック様合胞体を形成し, AS, BF-S, BB, CCO, CHSE-214の各細胞でよく増殖した。ウイルス粒子は直径78nmの2層のキャプシドを備える正20面体構造を呈し, CsCl浮揚密度1.365g/mlで, レオウイルス科の特徴を示した。LSVは11分節のds RNAと主要5蛋白質から成る。これらの化学成分のパターンが他の水産動物レオウイルス5種と比較されている。LSVは台湾における最初の水生動物レオウイルスである。