抄録
クロラムフェニコール, テトラサイクリンおよびサルファ剤耐性をコードするRプラスミドを保持するEdwardsiella tardaをウナギの腹腔内に接種後, 各種薬剤を経口的に5日間投与し, 各種薬剤の有効性を検討した。オルメトプリム-スルファモノメトキシン(1:3)合剤は25mg, オキソリン酸は12.5mg, ミロキサシンは6.2mg/kg/日投与で治療効果が認められた。これら3薬剤は他の対照薬剤と比較してE.tardaのRプラスミドによる耐性菌感染症の治療に有効であることが示唆された