魚病研究
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ニジマス貪食細胞の貪食活性及び生物化学発光に及ぼす特異免疫血清によるオプソニン化の影響
吉田 照豊北尾 忠利
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1991 年 26 巻 1 号 p. 29-33

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抄録
 ヒツジ赤血球(SRBC)をニジマス抗SRBC血清でオプソニン化した場合の抗体濃度の影響について, ニジマス前腎由来の貪食細胞を用い貪食率と生物化学発光(CL)に対する反応増強効果について検討した。免疫血清の低稀釈濃度でSRBCをオプソニン化した場合の方が, 高稀釈濃度の場合より貪食活性及びCL反応の両者とも増強されることが認められた。すなわちSRBCの特異免疫血清による増強効果は, 免疫血清中の抗体濃度に依存することが判明した。
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© 日本魚病学会
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