魚病研究
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ウナギの好中球におけるグリコーゲン分解酵素とグリコーゲン合成酵素の活性
朴 性佑若林 久嗣
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1991 年 26 巻 1 号 p. 35-43

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抄録

 好中球のグリコーゲン分解酵素とグリコーゲン合成酵素を組織化学的に調べた結果, Edwardsiella tardaホルマリン死菌接種魚の頭腎好中球のグリコーゲン分解酵素は接種24時間以降, また, グリコーゲン合成酵素は接種3時間後に強い反応が見られた。また, 両酵素の活性値を測定した結果, 末梢血の好中球では対照群と差がなかったが, 頭腎の好中球ではD型のグリコーゲン合成酸素の活性値が細菌接種魚でのみ大幅に増加した。

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© 日本魚病学会
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