サケ科魚類ヘルペスウイルスのsalmonid herpesvirus 2に属すると考えられる同一血清型分離株NeVTA,YTN,CSTVとsalmonid herpesvirus 1に属するH.salmonisのDNAについて, 制限酵素BamH I,Hind IIIによる切断パターンを比較した。前3分離株は比較的類似していたものの, それぞれ異なるパターンを示した。また, それらはH.Salmonisとは全く異なっていた。NeVTA,YTV,CSTVは, 遺伝的に同一起源と考えられるとともに, 同種内分離株において制限酵素による切断パターンに多様性が示された。
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