魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
ヒラメ鰭由来の一細胞系
目黒 靖中井 敏博室賀 清邦反町 稔
著者情報
ジャーナル フリー

1991 年 26 巻 2 号 p. 69-75

詳細
抄録
 牛胎児血清を20%添加したLeiboviz's L-15倍培地を用いて20℃でヒラメ鰭由来細胞の培養を行った。FF-11と名付けたこの細胞は上皮様の形態を呈しており, 現在45代目を培養している。その染色体数は48で培養による変化は認められていない。至適培養温度は20~28℃で, 37℃では死滅し, 少なくとも12か月間は-80℃での凍結保存が可能であった。本細胞はYAVおよびHRVといった海産魚由来ウイルスに感受性を示したが, FHMなどの株化細胞に比べてその感受性は低く, また, ヒラメ仔魚のウイルス性表皮増生症の原因ウイルスにも感受性を示さなかった。
著者関連情報
© 日本魚病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top