魚病研究
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人工感染によるギンザケEIBSの病態推移
高橋 清孝岡本 信明舞田 正志John S. Rohovec池田 弥生
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1992 年 27 巻 2 号 p. 89-95

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抄録
 EIBS(erythrocytic inclusion body syndrome; 赤血球封入体症候群)について、人工感染によりその特徴をより詳細に知ることを目的とした。その結果、本病は5つのステージに分けられ、Stage IIとIIIはさらにそれぞれ2つのサブステージにわけられた。まず、幼若赤血球のみ(Stage II-a)に、次に、幼若、成熟両赤血球(Stage II-b)に封入体が見られ、さらには、幼若赤血球が消失し(Stage III-a)、Ht値が最低になること、そしてこの時期の赤血球には封入体はもはや見られなくなること(Stage III-b)、回復期には核分裂をおこす赤血球や巨大赤血球が出現すること(Stage IV)などが明らかになった。
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© 日本魚病学会
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