魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
Vibrio anguillarumの選択鑑別培地による分離および分子生物学的迅速同定法の確立
小林 秀樹両角 徹雄浅輪 珠恵三宅 正仁三谷 賢治伊東 伸宣反町 稔
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 29 巻 2 号 p. 113-120

詳細
抄録

 選択鑑別培地およびマイクロフ.レートDNA-DNA相同性試験法を用いたVibrio anguillarumの迅速同定法を確立した。病魚からのV. anguillarumの分離は, 試作した選択鑑別培地 (V-1培地) で実施した。V. anguillarumはV-1培地上で25℃, 24時間以内に小型で黄色のコロニーを形成し, 白糖非分解性のVibrio属細菌と鑑別された。養殖マダイおよびブリ病魚からV-1培地で分離され, 一次鑑別試験でVibrio属菌と同定された50株のVibrio属菌のうち6株がマイクロプレートハイブリダイゼーションによるDNA-DNA相同性試験によりV. anguillarumと同定された。今回の野外試験で, 病魚からの菌分離から同定にいたる全ての過程は4日間で実施可能であることが判明した。

著者関連情報
© 日本魚病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top