魚病研究
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Vibrio anguillarum およびその菌体外生産物を接種したニジマスの病理学的検討
Jesus LamasYsabel SantosDavid BrunoAlicia E. ToranzoRamon Anadon
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1994 年 29 巻 2 号 p. 79-89

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抄録
 V. anguillarum とその菌体外生産物をニジマス腹腔内に接種し, 血液学的ならびに病理学的に比較検討した. 両群ともに赤血球数, ヘマトクリット値, ヘモグロビン量は減少し, 赤血球沈降速度は促進した. 光顕および電顕観察による病理変化も両群は類似し, 肝細胞の変性と壊死, 糸球体毛細血管の拡張, 尿細管上皮細胞の混濁腫脹と硝子滴変性, 鰓の浮腫, 腸管粘膜の剥離などが観察された. これらの結果から菌体外生産物は V. anguillarum の病原性に重要な役割を担っていると考えられた.
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© 日本魚病学会
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