Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
1995 年 30 巻 1 号 p. 33-38
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
ギンザケの脳から分離した新しいウイルスのサケ科魚類に対する病原性を浸漬攻撃法および筋肉内注射法を用いて検討した。人工感染魚は自然発症魚と同様の異常遊泳症状を示し, 60日間の累積死亡率はギンザケの場合, 浸漬感染で6~34%, 筋肉注射51~63%であった。本ウイルスはサクラマス, イワナおよびスチールヘッドトラウトにも病原性を示したが, イトウには明瞭な病原性を示さなかった。間接蛍光抗体法により感染魚の腎臓, 脳および血球にウイルス抗原が確認された。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら