魚病研究
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経口的に感染させたクルマエビにおける Vibrio sp. PJ の動態
Leobert D. de la Pena中井 敏博室賀 清邦
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1995 年 30 巻 1 号 p. 39-45

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抄録
 クルマエビに Vibrio sp. PJ を経口的に感染させた後, 経時的にエビを取り上げ各組織における Vibrio sp. PJ 菌数を培養法により測定するとともに, 組織切片を作製し酵素抗体法により Vibrio sp. PJ の局在を調べた。その結果, 本菌は3時間後に胃および血リンパから検出され, 6時間後にはほとんどの組織から検出された。8~12時間後に本菌は血リンパ以外から一旦消失したが, 12時間後には中腸腺およびリンパ様器官に再び出現し, 36時間以降は全身感染の様相を呈した。
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© 日本魚病学会
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