Histopathological Comparison between Ayu and Carp Artificially Infected with Aphanomyces piscicida

Shinpei Wade; Seong-an Rha; Tetsuya Kondoh; Hiroki Suda; Kishio Hatai; Hideo Ishii

doi:10.3147/jsfp.31.71

Aphanomyces piscicida 人為感染アユおよびコイの病理組織学的比較

和田新平, 羅盛安, 近藤哲也, 須田宏樹, 畑井喜司雄, 石井日出郎

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ジャーナルフリー

1996 年 31 巻 2 号 p. 71-80

DOI https://doi.org/10.3147/jsfp.31.71

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抄録

　アユとコイに真菌性肉芽腫症原因菌 Aphanomyces piscicida を人為感染させ, 病理組織学的に比較した. アユは典型的な真菌性肉芽腫症の病徴を示した. 一方, コイは肉眼的に顕著な病徴を示さなかったが, 病理組織学的に躯幹筋に限局性の真菌性病変が形成された. この所見はコイが接種された供試菌に対してアユよりも強い生体防御反応を示した結果, 病変部の菌の活性が低く抑えられていたことを示唆すると考えられた.

責任著者(Corresponding author)

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