魚病研究
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皮膚炎を示すニホンウナギから分離されたヘルペスウイルスの性状と病原性
小林 立弥宮崎 照雄
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1997 年 32 巻 2 号 p. 89-95

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抄録

 温水養鰻池で皮膚炎を主病徴とする病気が発生し, 病魚からウイルスが分離された。分離ウイルスは物理化学的性状試験と中和試験から Herpesvirus anguillae に近似ヘルペスウイルスと判断された。分離ウイルスをニホンウナギの皮内に注射し, 水温25℃で飼育した結果, 病原性が確認された。自然発病魚および実験感染魚はともに, 皮膚の真皮疎結合織における線維細胞の壊死, メラニン細胞の壊死崩壊・萎縮が見られた。

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© 日本魚病学会
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