抄録
Saprolegnia parasitica とS. diclina は発芽様式(間接発芽と直接発芽)により類別されることがある。しかし, 従来の水培養法では発芽率が低く, 発芽様式の割合も測定毎に異なることが少なくなかった。遊走子浮遊液を希釈GY液体培地に接種し, 培養3時間後に観察すると, 休眠胞子のほとんどが発芽し, 発芽様式の割合も種によってほぼ一定であった。特に, 1/4希釈GY液体培地は両種の識別に, また病原性の異なるS. parasitica の3群の識別にも有用であると考えられた。