魚病研究
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台湾の養殖パシフィックホワイトシュリンプにおけるタウラ症候群の発生
Chun-I YuYen-Ling Song
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2000 年 35 巻 1 号 p. 21-24

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抄録

 1999年3月に養殖中のパシフィックホワイトシュリンプの幼エビに大量死が発生した。病エビは, 摂餌不良, 遊泳異常などを示し, 筋組織は透明感を失い, 外皮は赤味が薄れていた。病エビの頭胸部や腹部の外骨格には多数の黒色化した病変部がみられ, 付属肢, 頭胸部, および前腸部の上皮や皮下組織に顕著な壊死がみられた。TSV特異cDNAプローブによる in situ hybridizationでは, 検査した87%の個体がTSV陽性であり, 台湾で発生した大量死の原因はTSVまたはその類似ウイルスが原因と考えられた。

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© 日本魚病学会
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