抄録
「やせ病」養殖トラフグの腸管に粘液胞子虫とその栄養体に超寄生する微胞子虫が観察された。粘液胞子虫としては, 新種Myxidium fugu, 新種Leptotheca fuguおよびMyxidium sp.の3種類を記載した。M.fuguは腸管上皮細胞に付着して発育したが, L.fuguとM.sp.は腸管上皮組織内で発育した。これらの多くは栄養体として観察され胞子形成は稀であったが, 染色性と発育部位の違いにより種の識別が可能であった。2新種の栄養体内には, しばしば未同定の微胞子虫が超寄生していた。