魚病研究
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大腸菌発現VNNウイルス外被タンパク質に対するマツカワの液性免疫応答開始時期
渡辺 研一吉水 守
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2002 年 37 巻 2 号 p. 92-94

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抄録
 マツカワの液性免疫応答開始時期の検討を行った。 4~7ケ月齢魚の尾部血管内に250μg/mlのタンパク質量に調整した大腸菌発現 BFNNV 外被タンパク質(32kDa) を 100μL注射した。 抗原投与後1ヶ月毎に ELISA を用いて血清中の抗体価を測定した。 5ヶ月齢以下の魚では投与の前後で ELISA 抗体価に違いは認められなかったが, 6ヶ月齢以降の魚では明瞭な ELISA 抗体価の上昇が観察された。 高いELISA 抗体価は抗原投与2ヶ月間にわたって維持された。
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© 日本魚病学会
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