魚病研究
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養殖ヒラメから分離されたVHSVのニジマス及び数種海産魚に対する病原性
伊東 尚史森 広一郎有元 操中島 員洋
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2004 年 39 巻 2 号 p. 103-104

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抄録
 養殖ヒラメから分離されたVHSVのニジマス及び4種の海産魚に対する病原性を検討した。ニジマス及びヒラメにはJF00Ehi1株(ゲノグループI)及びKRRV-9601株(ゲノブループIII)を腹腔内に107.5TCID50/尾, メバル, マダイ及びブリにはJF00Ehi1株を筋肉内に107.0TCID50/尾接種した。いずれの分離株を注射してもニジマスでは死亡は見られなかったが, ヒラメの死亡率は100%に達した。メバル, マダイ及びブリの死亡率はそれぞれ95.0, 75.0及び97.5%であった。
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© 日本魚病学会
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