三重県科学技術振興センター水産研究部尾鷲水産研究室
三重県科学技術振興センター水産研究部尾鷲水産研究室 三重県紀北県民局農水商工部
2005 年 40 巻 4 号 p. 181-186
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マダイ幼魚のマダイイリドウイルス病(RSIVD)に対する飼育密度の影響を調べた。飼育尾数または飼育容積をそれぞれ3段階に設定した人為感染試験おいて, RSIVDによる死亡率は低密度区で有意に低かった。野外試験でも同様の結果が得られ, 低密度飼育のRSIVDに対する有効性が示された。また, 高密度区の魚では, 血漿中の総コレステロールとリン脂質が低値を示したことから, 血漿脂質成分がRSIVD抗病性に関与しているのかもしれない。
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