魚病研究
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魚における血流中接種細菌の動態に関する研究―I
ウナギの血流中に接種されたAeromonas菌の消長
畑井 喜司雄
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1972 年 7 巻 1 号 p. 26-33

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抄録
 1.ウナギの血流中に接種されたAeromonas菌の消長に関する実験をおこなった。2.腎臓は血流中に接種されたAeromonas菌を血流中から除菌する重要な役割を持つことが示唆された。いっぽう,保菌部位となる可能性も強いことが示唆された。3.実験的Aeromonas感染症のウナギへい死期の血液,肝臓および腎臓中の生菌数は菌の病原性および接種量にかかわらず約106細胞であった。
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© 日本魚病学会
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