農作業研究
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聞きとり調査によるフィリピンの水田地帯での乗用トラクタの操作性評価(英文)
御手洗 正文シキャット J.C.V.木下 統豊満 幸雄
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2008 年 43 巻 2 号 p. 67-74

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抄録
フィリピンの乗用トラクタ作業における人間工学的な諸問題についてオペレータ76名から直接聞き取り調査を行った.また,乗用トラクタの設計要素を人間工学的に検討するための基礎資料としてオペレータの身体計測を同時に行った.調査はフィリピンの水田農業地帯であるヌエバ・エシハ・ムニョスで2001-2003年に実施した.その結果,乗用トラクタのオペレータは男性が100%を占め,使用している乗用トラクタの出力は平均16.55kW(SD=9.26)で,クボタ(63.2%),イセキ(21.1%)が多く,運転経験年数は平均3.3年(SD=5)であった.また,乗用トラクタにおける問題点としては作業機の製作技術と耐久性(85.5%)が上げられ,人間工学的な問題としては運転席への強いエンジン熱放射(86.8%),過酷な太陽光からオペレータを守るための保護カバーの必要性(59.2%),座席設計(47.4%)等であることが明らかになった.
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© 2008 日本農作業学会
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