農作業研究
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チャ園用ミスト機を利用したクワシロカイガラムシ防除の減量散布法と防除効果
深山 大介角川 修荒木 琢也佐藤 安志石島 力寺田 勝二
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2009 年 44 巻 4 号 p. 233-239

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抄録

チャ園用ミスト機を用いたクワシロカイガラムシ防除の減量散布において,チャ樹上方からの下向き散布と,チャ樹両側からの側面散布の2種類の散布方法と,それぞれ散布量600L/10aまたは400L/10aで散布試験を行い,薬液付着性能および防除効果を調査したところ以下の結果を得た.
(1)ミスト下向き散布では,散布量が600L/10aでも400L/10aでも,ともに樹冠内上位から下位になるほど感水試験紙への付着は低くなる傾向があった.また,付着程度に散布量による明確な違いはなかった.
(2)ミスト側面散布では,下位の感水紙ほど付着度が高く,チャ樹中央上位の付着が低くなる共通した傾向があった.また散布量が400L/10aでは,全ての部位の付着度が600L/10aに比べて低くなり,散布量の違いが付着程度に影響した.
(3)慣行防除法の散布量1000L/10aに対し,ミスト下向き散布では60%減の400L/10aの散布量でも防除効果が認められた.ミスト側面散布は,600L/10aの散布量では効果があったが,400L/10aでは効果が劣った.

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© 2009 日本農作業学会
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