抄録
水田地帯におけるトウモロコシ子実の収穫作業能率,乾燥速度から,収穫機稼働可能日数を計算し,収穫乾燥総所要エネルギーを推定した.収穫には現有の普通コンバインにコーンヘッダを装着し,乾燥には米麦の乾燥に使用している80石遠赤外線乾燥機を用いた.生産法人が所有する乾燥機を3台使用する条件と4戸の農家が所有する乾燥機を利用する条件で作業工程をシミュレーションすると,収穫乾燥工程に要する日数が2日から1日に変わる時の子実水分が異なった.収穫開始日の子実水分と収穫乾燥総所要エネルギーの関係から,子実水分が30%以下では収穫乾燥総所要エネルギーは増加するが,収穫乾燥工程が2日単位から1日単位に変わる子実水分以下では,収穫乾燥総所要エネルギーは低下した.