老年歯科医学
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原著
歯科外来患者のOF-5で評価したオーラルフレイル該当/ 非該当の口腔機能とフレイルの比較
髙野 智史齋藤 壮堀 綾夏久保 慶太郎眞田 知基河野 立行堀部 耕広太田 緑竜 正大上田 貴之
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2026 年 40 巻 4 号 p. 215-222

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抄録

 オーラルフレイル(OF)は,2024年4月に関連学会により,その概念,定義および評価法(OF-5)が公表された。歯科外来患者でのOF-5によるOF該当者の口腔機能の状態およびフレイルとの関連は明らかではない。本研究は,歯科の外来患者を対象に,OF-5を用いて評価されたOF該当の有無による口腔機能の比較とOFとフレイルとの関連性を明らかにすることを目的とした。

 3つの歯科医療機関に定期健診で訪れた40歳以上の外来患者239名(男性75名,女性164名,平均年齢72±13歳)を対象とし,口腔機能検査,基本チェックリスト(KCL)などの評価を行った。また,OF-5で2項目以上に該当した場合をOFとした。フレイルの評価はKCLを用いた。OFの有無を従属変数,フレイルなどを独立変数とし,多変量解析を行った。

 OFに該当したのは139名(58.2%)であった。OF該当者は非該当者と比較して,本研究で調査したすべての口腔機能で低値を示した。多変量ロジスティック回帰分析の結果,フレイルはOFと関連しており,フレイル該当者がOFに該当するオッズ比は6.40(95%CI:2.70-15.15)であった。歯科外来患者においてOF-5によりOFに該当した患者は口腔機能低下を有している可能性が高いこと,またフレイルとOFは関連があることが明らかとなった。

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