老年歯科医学
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高齢者の歯科診療に対する意識について
歯科医院来院と口腔健康管理に関する意識を中心として
内川 賀雄, 奥村 智信, 田中 久義
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1990 年 4 巻 1 号 p. 24-32

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抄録
首都圏の市部および区, 地方の市部, 郡部の計18歯科医院で, 平成元年2月から4月までの3カ月間に来院した患者を対象に歯科診療に関する意識を知るための意識調査を行った。調査書の配布総数は805枚で, 返信総数は599枚 (回収率74.4%) であった。年齢記入のある有効調査書は556枚で, 60歳以上の高齢者は72名 (全体の12.0%) であった。60歳以上の高齢者の意識について集計した結果, 歯科医院選択の基準は, 「かかりつけだから」が53.5%と最も多く, 来院の動機は「痛んだとき, 症状がでたとき」 (90.0%) が最も多かった。
歯科医の選択基準は『技術的にうまい』 (79.4%) が最も多く, 嫌いな歯科医は『思いやりがない』と『治療について説明がない』が同数で50.9%と最も多かった。
歯科医院で口腔の管理や指導を受けたいと回答した者は85.7%であり, その内容としては『定期的な歯石除去』が41.7%で最も多かった。さらに歯科医院で口腔衛生の教室を開くとき希望する内容については『入れ歯を長持ちさせるようにするための教室』が最も多く44.4%であった。
総合的にみると60歳以上の高齢者は人間的ふれ合いを求めると共に, 機能回復のための補綴物に対する思い入れが強く, より良き技術と義歯などに関する情報を求めていた。
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© 一般社団法人 日本老年歯科医学会
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