老年歯科医学
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保健政策の視点からみた訪問指導
宮武 光吉
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1993 年 7 巻 2 号 p. 128-131

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抄録
国の施策として実施されている在宅寝たきり老人歯科保健推進事業、寝たきり者に対する訪問口腔衛生指導事業等の概要と, その効果の評価について述べた。地域における在宅の寝たきり者等に対する歯科保健事業は, 先駆的に実施されてきた地域を除き, 不十分な状況にあったが, 1988年に, モデル事業として開始されてから, 全国的な展開がみられるようになった。引続き, 1992年からは, 老人保健事業の中に訪問口腔衛生指導が新たに加えられ, さらに, 1993年からは在宅心身障害 (児) 者に対する歯科保健推進事業が予算化される等, 国の事業として拡充されている。これらの事業は, 地方自治体が実施主体となり, 地域の歯科医師会等の協力を得て実施されており, 全身的な状態の改善にも効果がみられ。
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© 一般社団法人 日本老年歯科医学会
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