日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
発見がん症例の生存率による上腹部超音波検診の評価
小野寺 博義渋谷 大助岩崎 隆雄西野 善一松井 昭義小野 博美萱場 佳郎鈴木 雅貴野口 哲也島田 剛延
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2008 年 46 巻 1 号 p. 35-45

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抄録
超音波検診で発見された肝胆膵腎がん症例の生存率による超音波検診の評価を試みた。対照として病院で発見された肝胆膵腎がん症例を用いた。実測生存率はKaplan-Meier法で計算した。また。コホート生存率表で5年目までの生存率が記載されている2001年までに発見された症例で相対生存率を求めた。肝がんでは超音波検診による死亡率減少は期待できないと思われるが, 超音波検診はハイリスク群管理検診と同等の生存率改善効果がある。胆のうがん, 胆管がんは症例数が少なく評価不可能であるが, 超音波検診による早期発見・早期治療で当該がんによる死亡を免れる個人が存在する可能性が大きい。膵がんでは死亡率減少および予後改善は期待できそうもない。腎がんでは13年目までは予後改善が著明であるが, 14年目以降再発により生存率が急激に低下しており, 今後症例を重ねて14年目以降についての検討が必要である。
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© 2008 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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