日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
CTコロノグラフィーによる大腸癌スクリーニングにおけるコンピュータ診断支援の位置づけ
野津 聡
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2011 年 49 巻 2 号 p. 260-265

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抄録
大腸ポリープ診断支援ソフトsyngo Colonography Polyp Enhanced Viewing陰性の10mm以上の腺腫または癌(PEV陰性病変)を有する9症例を対象とし, Colon VCARを用いてCTコロノグラフィーにおける最新の診断支援ソフトの有用性を評価した。解析の結果, レスポンス閾値を3mmに設定すると全てのPEV陰性病変が指摘され, 臨床的に同定された3mm以上のポリープに対する感度は93.1%(29病変中27病変)であった。一方, 仰臥位で平均4.0個, 腹臥位で2.6個の偽陽性病変が指摘された。以上, 最新の診断支援ソフトは, 設定により3mm以上の大腸病変に対して90%以上の指摘が可能でCTコロノグラフィーによる大腸癌スクリーニングに十分な読影感度と考えられる。また, 偽陽性病変は2次読影により減少させることが必要であるが, それにはタギング剤の併用が役立つと考えられる。
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© 2011 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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