日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
熊本県における「経鼻内視鏡の現状アンケート調査」
村上 晴彦村上 友佳粟津 雄一郎土亀 直俊満崎 克彦緒方 一朗西 潤子
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2011 年 49 巻 4 号 p. 536-545

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抄録
熊本県での「経鼻内視鏡による胃がん診療」における問題点を明らかにする目的でアンケート調査を行った。「経口内視鏡検査で9割以上に鎮静剤を使用する施設」が7割を超える熊本県においても, 経鼻内視鏡の導入率は25.7%と意外に普及が進んでいた。しかし, 経鼻内視鏡導入施設のうち積極的に経鼻内視鏡を使用していると思われる施設は3割程に過ぎず, 「患者の満足度」は高くなかった。さらに「内視鏡医の満足度」も低く, 経鼻内視鏡を導入していても「自分の検査も経鼻内視鏡で受けている」と回答した施設(代表医師)は約3割に過ぎなかった。熊本県において経鼻内視鏡検査は「患者にも内視鏡医にも満足度の低い検査」として広まっていることが危惧され, 研修制度などの確立の必要性を感じた。
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© 2011 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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