日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
原著
浜松医科大学における「ピロリ菌・胃がんリスク検診外来」における胃がん予防への取り組み
古田 隆久佐原 秀市川 仁美
著者情報
ジャーナル 認証あり

2013 年 51 巻 5 号 p. 531-542

詳細
抄録

ABC検診と先進医療での除菌を組み合わせた, 「ピロリ菌・胃がんリスク検診外来」を開設している。ABCリスク分類では, C群が最も多かった。また, 内視鏡検査を全例で施行しており, PCR法による高感度でのH. pylori感染の検出行うと, A群やD群でもH. pylori感染を認める症例が存在した。除菌は, 個別化されたレジメンで行っており, 除菌率は90%以上を達成している。また, 除菌により血清PGは大きく変化するため除菌のマーカーとしても有用である。ABC検診と個別化された除菌療法を組み合わせた治療スタイルは, 受診者の評判も比較的良好であった。除菌の前にABCリスク分類を行うことは除菌後の胃がん検診への啓発効果もあり有用である考えられた。

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top