日本消化器がん検診学会雑誌
Online ISSN : 2185-1190
Print ISSN : 1880-7666
ISSN-L : 1880-7666
特集:消化器がん検診の精度管理
がん検診の精度管理―消化器がんについて―
高橋 宏和
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 63 巻 3 号 p. 331-336

詳細
抄録

がん検診の目的は, 対象とする集団におけるがんの死亡を減少させることであり, がんの疑いのある者を適切な診断・治療に, その他の者を次回の検診に導く一連のプログラムである。精度管理は利益を最大化し不利益を最小化する重要な取組となるが, 2023年に「がん検診事業のあり方について」として精度管理をはじめがん検診事業全体が見直され, 住民検診・職域検診によらず全てのがん検診が適切に行われることを目指した方針が示された。がん死亡率減少を実現するため, 1次予防や早期発見などのがん対策および健康推進対策を理解したうえで, 住民検診・職域検診に関わらず全てのがん検診を効果的に行うための体制を整備することや, 精度管理プログラムが適切に実施されることが望まれる。

著者関連情報
© 2025 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
前の記事 次の記事
feedback
Top