抄録
1995 (H7) 年度からかなり精力的に精度管理に取り組んできたが、160%濃度・150mlを用いた従来の間接撮影の標準方式を遵守した方法では、例年一定して早期癌では1/2が、進行癌では1/3が逐年群からの発見であり、それらの前年度フィルムの見直しでは早期癌の2/3が、進行癌の1/3が所見を指摘できなかった。発見癌の2/3が不確実所見の判定3からであり、発見癌の1/4が他部位チェックであった。判定3の陽性反応適中度は1%であった。これらのことから、現在の方法では病変が客観的に描出されているとは言えず、間接X線撮影法の改善が必要であると考えられた。