日本消化器集団検診学会雑誌
Online ISSN : 2186-7321
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胃がん検診撮影技師の現状: 新撮影法における技師の対応
日本消化器集団検診学会東海北陸支部技師部会アンケート調査
西川 孝村田 希世美村田 浩毅吉村 平川地 俊明曽根 康博秋山 俊夫恒矢 保雄
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2005 年 43 巻 1 号 p. 28-35

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抄録

東海北陸支部技師部会において日本消化器集団検診学会が認定した243名の胃がん検診専門認定技師を中心にアンケート調査を実施した。その結果, 新胃X線撮影法 (直接・間接) 基準案を知っていた者は826%であった。しかし, 現在新撮影法基準案を採用しているのは間接撮影16.3%, 直接撮影373% であった。追加撮影は99.0%が実施しており, 技師による所見レポートの記載は間接撮影が312%で, 直接撮影は54.7%が実施していた。施設内での撮影法の統一性は80%以上が統一された手順で撮影されていた。症例検討会には63.6%が参加していた。認定技師の更新については81.8%が更新をすると答えており, 他に必要と思われる認定制度は注腸X線検診専門技師や超音波検診専門技師であった。

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