2026 年 3 巻 2 号 p. 71-73
包括的がんゲノムプロファイリング検査(CGP)が保険収載されてから6年以上が経過したが、その普及は未だ十分とは言い難い。その背景には、質の高いCGP提供体制を構築する上でのプロセスの煩雑さがある。もともと薬剤到達率が10%前後とされているCGPにおいて、提供プロセスの精度管理を徹底することは、薬剤到達率の向上のみならず、受検者の満足度向上にも寄与する。本稿では、当院においてCGP提供プロセス全体を単なる「検査」ではなく「医療」と捉え、PDCAサイクルを意識した、がんゲノム医療普及への取り組みを紹介する。