2023 年 41 巻 2 号 p. 178-182
本ワーキンググループでの活動を通して,各診療科で使われている解剖用語が他の診療科では必ずしも理解されていないことが浮き彫りになった.また,筋膜や腔といった骨盤解剖の概念の違いも明らかとなった.特に婦人科特有の解剖用語について他領域の骨盤外科医が理解できるように再定義する必要があった.手術解剖用語の相互理解のために,鏡視下手術のビデオは極めて有用であった.鏡視下手術の利点を活かした情報共有は,手術解剖の相互理解の促進につながり,更には相互に手術を学びあうことが可能となり,合併症のない根治性を担保した骨盤外科手術の普及と発展につながる.